日時: | 2018年4月27日(金) 13:00-14:30 |
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場所: | 電気通信大学 東3号館306会議室 |
講師: | 橋本賢一(防衛医科大学校 集中治療部・講師) |
司会: | 孫 光鎬 助教 |
題目: | 心臓突然死に関する低侵襲的な診断・予防について |
概要: | ガイドラインでは、侵襲的な電気生理学的検査(EPS)が心疾患における致死性不整脈による突然死リスク評価のゴールドスタンダードです。EPSでの心室細動、心室頻拍などの致死性不整脈の誘発が植込み型除細動器(ICD)の手術適応根拠となります。一方、非侵襲的心臓突然死リスク検査項目として心室遅延電位(SAECG)、マイクロボルトT波オルタナンス(TWA)、心拍変動解析(HRV)及び心拍タービュランス(HRT)の有用性が報告されているもののEPSの代用には至っていないのが現状です。近年Holter心電図でも24時間のLP, TWAの評価が可能となり検査精度が高まりつつあります。本講演においては、Holter心電図で計測可能なこれらのSAECG, TWA, HRV及びHRTについてのレビューを行い、より低侵襲な心臓突然死リスク評価の可能性を探ります。一方、従来のICDより低侵襲で合併症を低減することが期待されている完全皮下植込み型除細動器(S-ICD)・着用型自動除細動器は実臨床での使用が広まっています。これらの新しいデバイスの適応及びup dateな話題について触れます。 |
参加: | 参加費無料,予約不要 |
問合せ | 山田幸生,Tel: 042-443-5220, e-mail: yukioyamada@uec.ac.jp |