Date and Time: January 28 (Tue.), 2020, 13:00 – 14:30
Place: Multimedia Hall #306, Building E-3(Map No.27), UEC
Speaker: Yoich Miyawaki (Professor, Faculty of Informatics and Engineering, The University of Electro-Communications)
Chair: Assoc. Prof. Shunji SATO
Title: Ultra-fast acquisition of ultra-high field MRI signals: go and study abroad!
Abstract:  ヒト脳活動を高時空間分解能で計測し、解析する技術の開発は、ヒト脳における情報処理原理の理解において極めて重要です。ヒト脳活動を最も高精細に計測することができる方法としてfMRIが知られていますが、計測対象が血流であるため、高速な神経活動をとるうえで時間分解能が不足していると考えられています。こうしたこれまでの常識を打ち破るべく、私が現在挑戦している、超高磁場fMRI信号の超高速計測という新しい研究手法と最新の結果について紹介します。この研究を行うにあたって、アメリカ国立衛生研究所(National Institutes of Health)に1年余り留学する機会を得ました。この研究留学は、私の価値観を変革し、研究者としてのあり方を再考するうえで極めて大きな影響を与えるものでした。
本講演では、留学中に私が実施した実験結果の紹介とあわせて、あるいはそれよりも強調し、留学に至るまでの準備、現地での経験、今後の展開などをお話する予定です。きれいごとを抜きにした、ありのままの体験談としたい。海外での生活に少しでも興味のある教職員および学生はもちろん、興味が全く無い方にもぜひ来ていただき、私が思うところの「海外研修・留学のススメ」をお伝えできれば幸いです。