Date and Time: May 13 (Mon.), 2024, 13:00 – 14:30
Place: E3-306 room + Zoom (Hybrid)
Speaker: Hirofumi Morise (Professor, Research Center for Child Mental Development, Kanazawa University; Ricoh Company, Ltd.)
Chair: Norihiro Koizumi, Associate Professor
Title: 磁場計測による脳機能イメージングの新展開
Abstract: 脳機能イメージングは、脳神経活動の空間的・時間的変化を可視化する技術である。人への侵襲性がない計測手法の1つに、脳神経の電気的活動をミリ秒の時間分解能で磁場として捉える脳磁図(Magnetoencephalography,MEG)があるが、センサ動作のために極低温冷却が必要なこと、データ解析の問題、医療用途として、てんかん等の検査に限られること、などの課題があり、現時点でも十分に普及しているとは言い難い。本講演では、これらの状況を打破する可能性のある技術について紹介し、議論したい。まず、子どもの計測などにも好適な装着型脳磁計への展開を目指す、室温動作磁気センサを用いた脳磁計測システム化やその信号解析手法などの技術について説明する。さらに、新たな応用可能性として、脳磁図によるアルツハイマー病バイオマーカーに関する研究を紹介する。
Participation Method: Zoom Pre-Registration Address