Date and Time: |
Jan. 30 (Fri.), 2015, 13:00 – 14:30 |
Place: |
Meeting room #306, Building E-3, UEC |
Speaker: |
Dr. Shinya Matsuda (Assoc. Prof., Department of Engineering Science, UEC) |
Chair: |
Prof. Yutaka Kano |
Title: |
Study of molecular mechanism of plasticity of synapse and development of its control method |
Abstract: |
我々の脳は千数百億個の神経細胞からなる複雑な構造体である。1つの神経細胞は他の神経細胞に連絡してシナプスを作っており、このシナプスで神経細胞間の情報伝達が行われている。シナプスにおける情報伝達の効率は神経活動に依存して増減することが知られている。この現象はシナプス可塑性と呼ばれ、記憶・学習の細胞レベルの基盤ではないかと考えられている。シナプス可塑性の代表的なものとして長期増強(LTP)と長期抑圧(LTD)がよく知られているが、これらのシナプス可塑性の分子実態はAMPA型グルタミン酸受容体の細胞表面の数の増減であることが明らかにされて来た。本セミナーではどのようなメカニズムでAMPA受容体の数の増減が起きるのか、そしてその制御法の開発について最新の研究結果を紹介したい。 |