日時: |
2018年6月22日(金) 13:00-14:30 |
場所: |
電気通信大学 東3号館306会議室 |
講師: |
佐藤俊治(電気通信大学・大学院情報理工学研究科 機械知能システム学専攻・准教授) |
司会: |
横井浩史 教授 |
題目: |
中低次の視覚計算論と錯視 |
概要: |
私は大学4年生時(23年前)には視覚や脳には興味がなく,コンピュータビジョン,特に文字認識装置に興味がありました.実際,文字認識の研究を始めたのですが当時はそして現在も認識率は100%に到達していません.そもそも100%とは何か?一つは「ヒトの視覚系による情報処理結果と整合するか否か」が基準になるでしょう.したがって,「ヒトの視覚情報処理の性質や仕組みが分かれば目的が達成されるだろう.」との思いから,視覚研究を始めました.しかしながら,視覚情報処理は非常に複雑であるため,文字認識に代表される高次視覚情報処理の記述や理解は進んでいません.本発表では私と指導学生が取り組んできた,中低次の視覚計算理論や数理モデルについて紹介します.また,ヒト視覚系とコンピュータビジョンの差である錯視やその数理モデルについても紹介します. |
参加: |
参加費無料,予約不要 |
問合せ |
山田幸生,Tel: 042-443-5220, e-mail: yukioyamada@uec.ac.jp |