日時: 2016年6月21日(火)16:15-17:45
場所: 電気通信大学 東4号館802会議室
講師: 荒牧 勇(中京大学大学院体育学研究科・教授)
司会: 宮脇陽一 准教授
題目: スポーツとvoxel-based morphometry (VBM)
概要: MRIの脳解剖画像から脳の局所的な灰白質容積を計算するvoxel-based morphometry (VBM)という手法があります。近年、このVBMを使って、特定脳部位の局所的な灰白質容積と個人のもつ性格やスキル、あるいは学習過程などとの関連が研究されています。さて、スポーツと一言にいっても、競技によって向いている性格、必要な運動・認知スキルは様々ですし、実施するトレーニングの内容も違いますから、VBMとの相性はよさそうです。VBMを用いた神経解剖学的なアプローチが、スポーツを支える神経基盤の理解に役立つことを示すために、ここ数年私の研究室で進めているスポーツVBM研究の結果をいくつか紹介します。1)スプリンターと長距離選手の脳構造の差について

2)試合での実力発揮能を予測する脳構造について

3)トレーニングによる脳の変化について

4)一流選手の脳について

参加: 参加費無料,予約不要
問合せ 山田幸生,Tel: 042-443-5220,  e-mail: yukioyamada@uec.ac.jp