日時: | 2015年5月28日(木)16:30 – 18:00 |
---|---|
場所: | 電気通信大学 東4号館802会議室 |
講師: | 酒谷 薫氏(日本大学 工学部・次世代工学技術研究センター 医学部・脳神経外科・教授) |
司会: | 山田 幸生 特任教授 |
題目: | NIRSの臨床応用:現状と未来 |
概要: | NIRSは近赤外光を用いて、脳血流や脳機能を非侵襲的に計測する技術である。NIRSは新生児から高齢者まで測定でき、MRIなどと比較して安価である。このような特徴を生かして、NIRSは小児科、麻酔科、脳神経外科、精神科など幅広い分野で応用されている。特にマルチチャンネルNIRS(光トポグラフィー)は、2014年の診療報酬改定において保険診療が認可された。NIRSはこのような医療機器として開発が進む一方、小型で簡便に使用できるNIRSも開発されている。将来的には一般のユーザも脳機能を手軽に計測する時代が来るかもしれない。本セミナーでは、NIRSの原理とともに臨床応用の現状と未来について解説する。 |