日時: | 2014年4月25日(金)13:00-14:30 |
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場所: | 東3-306号室 |
講師: | 正本和人 氏 (知能機械工学専攻 准教授) |
司会: | 山田幸生 特任教授 |
題目: | 光と脳血流~可視化から操作に向けて~ |
概要: | 正常な脳の血液循環は,脳が正しく機能するための生命線である.とりわけ,神経細胞近傍の微細な血液循環を正常に保つことが,脳卒中や認知症の予防において重要である.レーザー顕微鏡を例とした光技術の進歩に加え,多彩な蛍光タンパクの応用によって,脳の微小循環と細胞活性を高い時間空間分解能で可視化する事が可能になった.また,光によって細胞活性を人為的に操作する光遺伝学の技術は,細胞間に働く因果関係を明らかにする研究手法である.本研究セミナーでは,レーザー顕微鏡を用いたげっ歯類の脳血流に関する光イメージング研究と,さらに脳血流の操作による研究展開に関して概説する. |